尿もれの原因と治療法

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尿もれの原因としては、骨盤底筋という筋肉が緩んで内臓が下がり、その下にある膀胱や尿道が圧迫されておきやすくなります。骨盤底筋とは、膀胱・尿道・子宮・膣など下腹部にある内蔵をささえている筋肉です。骨盤底筋が弱くなる原因には、出産時に骨盤底筋の収縮力が弱まったり、便秘気味の人が毎日いきむことで、骨盤底筋が伸びてしまうなど様々な要因があるといわれてます。

尿もれの治療方法には、大きく分けて、保存療法と手術療法の2つがあります。
保存療法の1つに、骨盤底筋体操があります。尿もれが軽い場合、骨盤底の筋肉を体操で強化する方法で、自宅で行えます。骨盤底筋体操を3ヶ月程度毎日続けると、およそ半数の人が尿もれしにくくなったと感じるといわれています。
尿もれ治療法のもう一つは、膀胱訓練法です。膀胱訓練法は、切迫性尿失禁の方で、強い尿意を我慢して、排尿間隔を徐々に延ばしていく治療法です。
尿もれの薬物による治療法では、腹圧性尿失禁の方で、「β2刺激薬」、切迫性尿失禁の方では「抗コリン薬」が使用されます。

尿もれの手術療法

尿もれで手術をする場合、まずは患者の意向が尊重されます。尿もれ治療の保存療法を続けても、どうしても毎日1度は尿もれする、あるいは尿もれパッドからもれて下着が汚れてしまう、というような状態であれば、尿もれの手術療法が検討されます。
尿もれ手術にはいろいろなものがありますが、最近では主に「TVT手術」が行われます。この手術は、従前の手術法に比較して、患者の負担が軽く、入院期間が3日ほどで、保険も適用されます。
新しい手術方法で注目されているのが「TOT手術」「TFS手術」です。こちらは、TVT手術の半分程度の時間で手術できますし、合併症のリスクが少ないといわれています。しかし、両方の手術とも現在は保険が適用されません。

性器脱の手術

性器脱の手術では、子宮摘出や仙棘(せんきょく)靱帯固定術などの方法以外に、最近では「後方IVS手術」「TFS手術」「TVM手術」といったメッシュを用いた手術が行われています。
保険が適応されていない手術もありますが、保険が適応されていないからといって、治療成績はよくなっており、身体へのダメージも少ないというメリットがあるといわれています。
手術を受けたら、できるだけ、骨盤底筋体操のような、保存療法を行うことがベターです。手術は靱帯や筋膜を補助する方法で、それらを支える筋力を強化して、手術後に再発しないように心がけましょう。
尿もれなどのトラブルが起きたら、一人で悩まず、女性の泌尿器に詳しい産婦人科医や泌尿器科に相談することが最善です。

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女性に多い尿もれについて

尿もれに悩む方は多くなっています。尿もれとは、自分の意志に関係なく、トイレ以外の場所で尿がでてしまう現象です。衛生的、社会的に問題になることを「尿もれ(尿失禁)」といいます。尿もれに悩む女性はとても多くなっています。成人女性の3人に一人が尿もれを経験しています。また、中高年になると、尿もれの割合は高くなり、40歳以上の女性でも43%以上が尿もれ経験ありという報告があります。


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